#5 太平洋戦争

こんにちは。Kのポッドキャスト第97話で太平洋戦争について話しました。今後も何度か取り上げる話題になると思います。日本の社会や日本の近代史きんだいしを詳しく知るためには、この戦争をよく知る必要があると思うからです。Kは歴史の専門家ではありませんが、できるだけ信頼できる資料を読み、事実に基づいて情報発信することを心がけます。K自身、これを書くことは歴史を勉強するモチベーションになります。このブログではポッドキャストの内容をより深く理解するための情報をまとめていきます。

【太平洋戦争の概要】
 1941年の12月8日、日本軍の戦闘機がアメリカのハワイにある真珠湾(Pearl Harbor)を攻撃し、連合国(アメリカ、イギリス、オランダなど)と戦争を始めました。これは奇襲きしゅう攻撃でした。日本は戦争の序盤、優位に戦いを進めていましたが、戦争が長くなるにつれて資源が足りなくなり、苦しい戦況になります。1945年の3月には沖縄にアメリカ軍が上陸しました。8月6日に広島、9日に長崎に原子爆弾(原爆)が落とされ壊滅的かいめつてきな被害を受けます。原爆投下は戦争を終える直接的なきっかけになりました。そして8月15日、日本は降伏し3年9ヶ月の戦争が終わりました。

【戦争の名前】
 太平洋戦争は第二次世界大戦の一部として理解してもいいと思います。他にもこの戦争には当時使われていた「大東亜戦争」やそれ以前の中国との戦争も含めて一つの戦争だと考える「十五年戦争」など様々な呼び方があります。どれが正しい呼び方かは今でも意見が別れています。

【なぜ日本は戦争を始めたのか】
 戦争が始まる前から日本は中国大陸に進出し、様々な権益けんえきを獲得していました。ですが1941年、アメリカはこの権益を全て放棄ほうきするように要求します。日本政府内ではアメリカの要求を受け入れて戦争を回避かいひするか、受け入れずに戦争を始めるか議論が分かれました。結局日本はアメリカとの戦争開始を選択します。それまで中国大陸で日本軍はたくさんの血を流してきました。せっかく犠牲を払って得た権益を陸軍は手放てばなしたくなかったのです。

 また、日本と交渉を続けていたアメリカは1941年、日本への石油の輸出を禁止します。日本には資源が少なく、飛行機や船を動かすための石油のほとんどをアメリカからの輸出に頼っていました。石油がなくなれば戦争をすることができません。日本は石油を確保するために東南アジアに向かう決定をします。

【戦後】
 1945年6月からの沖縄戦、8月の広島と長崎への原爆投下が直接的な終戦の理由となりました。8月15日に天皇が自らラジオ放送で国民に戦争が終わったことを伝えました。これを玉音放送と言います。「玉音」とは天皇の声という意味です。
 その後1945年の9月から1952年までアメリカを中心とした連合国軍が日本を占領します。英語のGeneral Headquarters, the Supreme Commander for the Allied Powers頭文字かしらもじをとって、日本では”GHQ”と言うことが多いです。1946年4月に始まった軍事裁判(極東国際軍事裁判きょくとうこくさいぐんじさいばん、東京裁判)では東條英機ら多くの戦争指導者が戦犯せんぱん戦争犯罪者せんそうはんざいしゃ)とされ、死刑になりました。

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